地方で田舎な大分県の話

 大分県。私の出身地。とりあえず今回は大分県で暮らしにあたってのいいところ、悪いところを説明していこうと思う。また、大分県特有の特徴と地方に共通する特徴、どちらも説明する。

大分県特有のいいところ

これは温泉だろう。大分の誇る温泉地として、別府と湯布院が挙げられる。どちらも全国的に有名であり、多くの観光客が国内外から訪れる。温泉を観光資源とすることで産業を成立させているのだ。

以上。少ない?そうなんだよね。食べ物がおいしい? 観光でたまに贅沢する分にはいいぜ、そりゃいいけどさ、一般人が普段食べるもののなかで一番うまいものって日本全国共通でマクドナルドだから、住む分にはあんまり関係ないよね。

② 地方に共通するいいところ

治安がいい。これに尽きる。ニュースのトップ記事が猿の命名のこととかザラだからね。

あとは物価。近年インターネット上での売買が普及し、全国で均一的な価格で購入できる機会が増えたとはいえ、やはり安いものが多い。特にサービス業等はその傾向が強い。

以上。自然が豊か? じゃあお前は自然の中で仕事をするのか?自然を訪れるにしても休日が中心だろ。都会でもそれは可能では????

③ 大分特有の悪いところ

私鉄がねぇ。1本たりともねぇ。厳密にいうと遊園地のケーブルカーがあるけど、いわゆる電車を運行する会社という意味では存在しない。これは大分と宮崎だけらしい。しかもJRも20分間隔とか普通だし場合によっては1時間ないとかも余裕。さすがに1時間は無理。誰かといるときならいいけど一人で1時間は苦痛でしかない。そんで私鉄がないから運賃が高い。

チェーン店が来ねぇ。具体的にはサイゼリヤとかがねぇ。松屋は最近きた。サイゼリヤがないとどうなるか。ジョイフルが独占する。独占するとどうなるか。値上げに次ぐ値上げが起こる。競争がないとどうなるかといういい例。

温泉しかねぇ。①で挙げた温泉の存在は一見メリットだが、それに頼りすぎると観光が何らかの事情でストップしたとき、県全体として大きな打撃を食らう。

ガソリンスタンドの表示が「888」ばっか。大分県、ガソリンスタンドの表示が「888」ばっか。入ってみるまで分からねぇ。これはひどい

「一部地域」に入る。大分県は民放が3局しか存在しないため、番組が見られなかったり、変な時間にやってたりする。ネットでネタバレ喰らいがち。

隣の都市が遠い。大分県が隣接する県は福岡、熊本、宮崎。このうち宮崎には大分市より栄えている都市が存在しない。よって大分県民が大分より栄えている都市に行くとき、選択肢は、北九州市、福岡市、熊本市になる。このうち距離的に一番近いのは北九州市だが、北九州市にはそんなになにかあるわけでもない。近年は衰退が激しく、あんまりって感じ。よって残るは熊本、福岡となるが、大分から熊本に行く手段は乏しい。車が中心だろう。そうなると交通手段が車以外にも存在し、かつ熊本より栄えている福岡市を大分県民が目指すのはある種当然ではある。

だが福岡市も遠い。特急「ソニック」で2時間以上かかる。しかもこのソニック、かなり揺れるのだ。みんな降りるときには青い顔してる。普通に試練の域。三半規管を鍛えてみんなもフィギュアスケーターになろう。

と、ここまで上げた感じが大分県の悪いところである。

④ 地方共通の悪いところ

これはもう、語ればきりがないので列挙するだけにしておくが、コミュニティの狭さ、少子高齢化、教育の充実度の低さ、低賃金、交通の便の悪さ、娯楽の少なさ、などなど。

以上、大分県のよいところ、わるいところを挙げた。こう書くと大分県がクソみたいなところに見えるが、実際暮らす分にはそうだから仕方ないね。ただ、観光とか、たまに訪れるには十分いい場所なので、みんな大分に来てね!!!!!